酸性物質濃度について


   血液の重要な特性の1つが、その酸性度またはアルカリ性度であり、体の酸性度は、酸性物質の摂取量または産生量の増加、あるいは排出量の低下により体内の酸性物質濃度が上がるか、塩基性(アルカリ性)物質の摂取量または産生量の低下、あるいは排出量の増加により体内の塩基性物質濃度が下がると上昇する。
   体のアルカリ性度は、これと逆の過程で増加し、体の酸性度とアルカリ性度のバランスは、酸塩基平衡と呼ばれるのだ。

   体内では、栄養素の代謝に伴ない酸が生成(産生)されるが、体細胞の生命活動が正常に営まれる為には、細胞外液のpHが一定に保たれる必要がある。
   このように、酸塩基平衡を維持して、pHを一定に保つため、血液や体液の緩衝作用(緩衝機構)、呼吸による調節作用、腎臓による調節機構が存在する。
   血液の酸塩基平衡は、正常値の範囲から少し外れただけでも、多くの器官に著しい影響を与えるため、正確に調節されており、体はさまざまな機序で血液の酸塩基平衡を調節している。 血液の水素イオン濃度(pH)を調節する方法の1つが、肺から二酸化炭素を放出するという機序だ。

   二酸化炭素は弱酸性で、すべての細胞が必要とする酸素の代謝老廃物であり、細胞から絶え間なく排出されている。
   すべての老廃物と同様に、二酸化炭素も血液中に排出される。
   血液は二酸化炭素を肺へ運び、そこから体外へ呼気として吐き出す。
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