アシドーシスとはどういったものか


   生体の血液の酸塩基平衡は一定のpH(7.4)になるように保たれている。
   平衡を酸性側にしようとする状態をアシドーシス、平衡を塩基性側にしようとする状態をアルカローシスと言う。
   アシドーシスは血液の酸性度が高くなりすぎた状態で、血液中に酸が過剰にあったり、血液中から重炭酸塩が失われる(代謝性アシドーシス)、または肺機能の低下や呼吸が遅いために血液中に二酸化炭素が蓄積する(呼吸性アシドーシス)ことが原因で起こる。

   酸の増加が体のpH緩衝系を圧倒的に上回ると、血液が酸性になる。
   血液のpH値が下がると、呼吸を調節する脳の部分が刺激を受けて呼吸は速く深くなり、それによって二酸化炭素の排出量が増加し、腎臓も、尿に多くの酸を排出することで、血液の酸性度を下げようする。
   だが、体が多量の酸を産生し続けると、この機序が両方ともうまく機能しなくなり、重度のアシドーシスが生じ、やがて昏睡に至るのだ。
   症状は、軽い代謝性アシドーシスの場合は症状がないこともあるが、通常は、吐き気、嘔吐、疲労感が生じる。

   多くの二酸化炭素を放出し、アシドーシスの状態を補正しようとするため、呼吸が深くわずかに速くなり、アシドーシスの悪化に伴って、極度の脱力感と眠気を感じはじめ、意識がもうろうとして吐き気が強くなる。
   やがて、血圧が下がり、ショック、昏睡、死に至る。
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