アシドーシスとそのさまざまな症状


   呼吸性アシドーシスでは、最初に頭痛や眠気などの症状があり、眠気が意識の混濁から昏睡へ進行することがある。
   呼吸が停止するか著しく阻害された場合には、意識混濁と昏睡が急激に進み、呼吸障害がそれほど劇的ではない場合には、数時間かけて意識混濁と昏睡が進む。
   原因は、代謝性アシドーシスは、メタノール、エチレングリコール、多量のアスピリンなどの酸や、代謝されて酸になる物質を摂取することによって、体内の酸の量が増加すると起こる。

   また、代謝性アシドーシスは代謝異常の結果としても起こる。
   アシドーシスの診断には、動脈の血液のpH値測定が必要で、普通は手首の橈骨動脈から採血する。
   静脈は重炭酸塩の濃度が高く、正確な血液のpH値を測ることができないため、動脈の血液が用いられるのである。
   アシドーシスの原因を詳しく調べるために、血液中の二酸化炭素と重炭酸塩の濃度も測定し、原因を特定するために、さらに別の血液検査が行われることもある。
   代謝性アシドーシスの治療は、主にその原因によって異なり、例えば、インスリンで糖尿病をコントロールする治療が必要な場合もあれば、中毒のために血液中から有毒物質を取り除く治療が必要な場合もある。

   呼吸性アシドーシスの治療では、肺機能の改善を目指す。
   喘息や肺気腫などの肺疾患がある場合には、呼吸を改善する薬が有効だ。
   直接治療することもあり、軽度の場合には、補液を点滴するだけで十分だ。
   重度のアシドーシスには、重炭酸塩を点滴で投与するが、重炭酸塩は一時的な症状の緩和だけで、体に余分なナトリウムや水分の負荷をかけるなどの害を及ぼすことがある。
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