筋肉や滑液包、腱の病気について 


   体が正常に動く為には、収縮により動作を生み出している筋肉や骨が擦れる部分で、その衝撃を吸収し、摩擦を軽減させている滑液包、骨と筋肉とをつないでいる腱や骨などが健康な状態で機能することが必要となる。
   筋肉や滑液包、腱、骨といった部分は、スポーツなどにより損傷を受けることも多いが、他にも、けがや使い過ぎ、感染症や病気により損傷することもある。
   損傷は、一時的なものだけに留まらず、永久的な損傷を受けることもある。
   筋肉・滑液包・腱・骨は、損傷を受けることで、痛みを生じ、関節の可動域を狭くしたり、動作のコントロールに制限が生じたりする。

   筋肉・滑液包・腱・骨が受ける損傷として、筋肉のけいれんや線維筋痛、滑液包炎、腱炎、腱滑膜炎、ド・ケルヴァン症候群、ベーカー嚢胞といったものが挙げられる。
   筋肉に起きるけいれんは、短時間の痛みを伴う筋肉群に起きる収縮のことで、健康な人でも突然起きる。
   激しい運動を行った後などに起こすことが多いが、中高年になると軽い運動や安静時であってもけいれんを起こすことがあり、就寝中にけいれんを起こすこともある。
   線維筋痛は、筋肉や腱、靭帯といった軟部組織にうずくような痛みやこわばりを生じる病気の総称である。

   線維筋痛には、全身性線維筋痛、原発性線維筋痛症候群、続発性線維筋痛症候群、限局性線維筋痛、顔面筋疼痛症候群といったものがある。
   滑液包炎は、皮膚・筋肉・腱・靭帯などと骨とが擦れる部分に位置する少量の滑液を含んだ平らな袋である滑液包が炎症をおこし痛みをと生じることである。
   滑液包炎は、使い過ぎや無理な力が加わること、外傷、痛風、偽痛風、関節リウマチ、黄色ブドウ球菌による感染症といったことが原因となって起きる。
   腱炎は、腱に起きる炎症で、その腱の周りの保護皮覆の炎症を伴う腱炎を腱滑膜炎と呼ぶ。
   腱炎は、腱が損傷を受けやすくなる中高年に特に多く発症しているが、若い人であっても、激しい運動を行う人や反復性のある作業を行っている人には、起こる可能性が高い。

   ド・ケルヴァン症候群は、繰り返し手首を使うことで起きる親指を外側に動かす腱や腱鞘の腫れを伴う炎症のことである。
   ベーカー嚢胞は、関節液を少量ふくんでいる袋のようなものが、膝の裏側の関節が伸びている部分にできる病気である。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド