重症型の急性膵炎について


   重症型の急性膵炎では、血液と膵液が腹腔に流れこみ、全身の血液流量が減少して血圧低下が起こる。
   重症の急性膵炎は命にかかわる。

   炎症を起こした膵臓が感染すると、発症の1週間目以降に命のリスクが高くなる。
   急性膵炎の症状が悪化したり、他の初期症状が治まっても発熱と白血球数の増加があったら、感染症の疑いがある。
   血液サンプルの培養で細菌の同定と、CT検査を行い、診断をする。
   検査のために、膵臓に腹部の皮膚から針を挿入して、感染物を抜き取ることもできる。
   細菌感染は抗生物質で治療し、感染により壊死した組織は手術で切除しなくてはいけない。

   急性膵炎の診断は単独の血液検査で確定できないが、特定の複数の検査で確証できる。
   膵臓で生成されるアミラーゼとリパーゼの血中濃度は、急性膵炎の初日に上昇し、その後3~7日で正常に戻る。
   しかし、別の発作が突然再発すると、膵臓の大部分が破壊されて酵素を産生する細胞がわずかしかないので、酵素濃度が上昇しないことがある。
   通常、白血球数は増加する。

   腹部X線撮影では、まれに胆石が1つあるいは複数見つかることがある。
   また、肺組織が虚脱していたり、胸腔に胸水がたまっているのが明らかになる。
   超音波検査では、胆嚢の観察の他に、総胆管に胆石があることや、膵臓の腫れなどが分かる。
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