上腕骨内側上顆炎の症状と治療 


   上腕骨内側上顆炎は、手首を内側に曲げるのに使われる腱を痛めた状態で、前腕の手のひら側の肘から手首にかけて痛みが生じる、フォアハンドテニスひじ、野球ひじ、スーツケースひじとも呼ばれる障害である。
   上腕骨内側上顆炎は、手首を過剰な力によって手のひら側に曲げてしまうことで起き、肩や手の筋肉が弱い、テニスのサーブを強打する、オーバーハンドサーブやトップスピンサーブを行う、濡れるなどして重くなったボールを打つ、ラケットが短すぎたり重すぎる、ラケットのガットを強く張り過ぎる、野球の投球、やり投げ、ゴルフのスイング、重いスーツケースのもち運びといったことが要因となっている。

   上腕骨内側上顆炎は、痛みがあるにも関わらず、そのまま要因となる動きを続けることで、腱は骨から剥がれ、出血をすることもある。
   症状としては、抵抗に逆らって手のひら側へ手首を曲げたり硬いゴムボールなどを握りしめると、肘の手のひら側と前腕の小指側に痛みが生じる。
   治療としては、まず、痛みを引き起こす動作となる手首を手のひら側に曲げたり、小指が体側にくるような手首のひねりといった動作を止め、障害が完治した段階で、患部の筋肉と手首や肩の筋肉を強化するようにする。
   上腕骨内側上顆炎で、手術を行うことはまれである。
   手首の筋肉を強化する運動としては、テーブルの横に椅子をおき座る。

   怪我をした方の手を手のひらを上にした状態でひじを伸ばし、手首と手がテーブルの端から出し、テーブルの上に載せる。
   450g程度をウエートを手に持ち手首をゆっくりと曲げ伸ばしし、ウエートを上下させる様に動かす。
   この動きを10回程行い、1分間休憩する。
   このセットを3セット程行い、楽にできるようになったら徐々にウエートを増やすようにする。
   途中で痛みを生じるようであれば、すぐに中止し、翌日また改めて行うようにする。
   他にもほうきの柄程度の太さのある棒を使い、450g程度のウエートを棒にひもで結び付ける。 手のひらを上にむけてこの棒を持ち、腕をひねるようにしてウエートを持ち上げる動きを20回程行う。
   ウエートの重さは、徐々に増やすようにしていくが、痛みがしょうじたら、すぐにやめるようにする。
   また、柔らかいスポンジ製のボールを1日に数回握ったり、緩めたりを繰り返すことも手首の筋肉を強化するのに役立つ。
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