セリアック病の吸収不良


   セリアック病は小児では、グルテンを含む食べ物を食べるまで、症状は現れない。
   胃が少し不調になる程度の子どももいれば、痛みを伴う腹部膨張が起こって便の色が薄くなり、異臭がして量が多くなる脂肪便になる子どももいる。

   セリアック病の吸収不良による栄養素の欠乏では、さらに別の症状が現れるが、小児だと特に現れやすい。
   一部の小児は成長にまで障害が出て、身長が低くなる。
   鉄分の不足による貧血では、疲労と脱力が起こる。
   血液のタンパク質の濃度が薄くなると、体液の貯留と浮腫が起こる。
   ビタミンB12の吸収不良では、神経障害が起こり、腕と脚にチクチクする感覚が生じる。
   カルシウムの吸収不良では、骨の成長異常により、骨折しやすくなり、骨と関節が痛むようになる。
   また、歯の変色や、むし歯の痛みを増加させる。 セリアック病の女児は、エストロゲンなどのホルモン生成が低下するので、初潮が来ない。

   これらの症状がみられる場合は、セリアック病の疑いがある。
   グルテンを含む食品摂取により生成される特異抗体の濃度測定は、診断の際役立つ新しい検査だ。
   診断では小腸の生検を行い、初期に絨毛が平坦化していることと、グルテンを含む食品の摂取をやめると小腸内膜が改善することにより確定する。
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