腸の慢性炎症

  腸の再発の際には、白眼の上強膜炎、関節炎、アフタ性口内炎、壊疽性膿皮症、皮膚の結節の炎症などが起こる。
また、クローン病の消化器症状が再発していない時でも、脊椎の炎症、股関節の炎症、眼の内部の炎症、胆管の炎症を起こす。

  小児の場合は、腹痛や下痢などの主な症状ではなく、胃腸症状が全く起こらないこともある。
代わりに、発熱や関節の炎症、成長の遅れや、貧血からくる脱力と疲労などが主な症状となる。

  診断には、けいれん性の腹痛と下痢が頻繁に起こる場合、家族にクローン病患者がいる場合、肛門周囲に症状がある場合はクローン病の疑いがある。
関節、眼、皮膚の炎症も診断の参考になる。
触診では下腹部のしこりや盛り上がりを確認する。特に右側にそれがよくみられる。

  クローン病の発生が小腸内のみの場合は、大腸内視鏡検査では発見できない。
しかしたいていは、バリウムを飲んでから行う造影X線検査で判断できる。
浣腸をした後にバリウムを飲んでX線で撮影すると、大腸のクローン病特有の像が確認できる。
CT検査では、クローン病と潰瘍性大腸炎を識別するのに有効な情報を映し出すだけでなく、 膿瘍や瘻などの消化管壁の外側に起こる合併症を診断もできる、最も有効な検査だ。

  クローン病を治癒する方法というのは特にないが、様々な治療法で痛みを和らげたり、症状を軽減することはできる。
クローン病は、罹った人の寿命を縮めることはないが、長期間クローン病にかかることで消化管の癌を生じ、死に至るケースがある。
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