膿胸について 


   膿胸の場合には、抗生物質の静脈内投与と排液が必要である。また、結核やコクシジオイデスなどによる真菌感染症では、抗生物質、また抗真菌薬による長期間の治療が必要になる。
   膿の粘着性が非常に高い場合や、線維性組織の内側にある場合には、ドレナージは非常に困難なため、ドレナージを行えるように、胸膜腔内に血栓溶解薬という種類の薬剤を点滴し、これにより手術を実施しなくてすむようにすることがある。
   手術が必要になった場合は、肺の表面から線維性の組織を厚くそぎ取り、肺が正常に広がるように、胸腔鏡補助下デブリドマンまたは開胸術を行う。

   胸膜の腫瘍により液体がたまる場合、液体を抜いてもまたすぐにたまってしまうため、治療するのが困難な場合がある。
   液体を抜き取って、抗ガン剤を投与すると、液体が再びたまることを防げることがあるが、それでも液体の貯留が続く場合は、胸膜腔をふさぐ胸膜癒着術が有効な場合がある。
   すべての液体をチューブで抜き取り、その後同じチューブより胸膜腔内にドキシサイクリンなどの刺激物を注入することで、刺激物が2層の胸膜を接着させ、液体がたまる空間がなくなる。 血液が胸膜腔に入った場合、止血していれば、チューブで血液を抜くだけで十分である。胸膜腔内に相当量の血液のかたまりが残っている場合は、チューブを通してストレプトキナーゼなどの血栓溶解薬を注入する場合もあるが、これらの薬を使用すると再出血を誘発する危険性があるため注意をしなければならない。
   出血が続く、またチューブでたまった液体を抜き取れない場合には、手術が必要になる場合がある。
   乳び胸症の治療は、リンパ管の損傷を治すことに重点がおかれ、手術や化学療法、リンパ液の流れをふさぐ癌に対する放射線療法などが行われる。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド