鼓腸について

鼓腸とは消化管がガスで充たされたような感覚があること。
ガスが増えて胃に集まるので、さらに消化管の奥に進む。
過剰なガスはげっぷまたはおならとして放出されるか、消化管壁から血液の中に入って肺で排出される。
消化管の細菌も、代謝を分解した後ガスを発生する。
空気もガスと同種で、食べ物と共に飲み込まれる。
飲みこまれた空気の大半分は後にげっぷとして排出され、残りの空気は胃から消化管に入る。
大量の空気を飲み込むと胃が充満し、過度のげっぷをするかおならとして放出される。
空気以外のガスは、消化管内でいくつかの方法で生成される。
水素、メタン、二酸化炭素は腸内の細菌による食品の代謝で生成され、豆類やキャベツなどを食べるとガスが発生しやすくなる。
糖を分解する酵素が不足していると、糖を含む食品を食べると大量のガスが生成されやすい。
乳糖分解酵素欠損、熱帯スプルーなどの病気や、膵臓の機能不全の人も大量のガスを生成する。
過敏性腸症候群の人はガスが大量に生成されることはないが、腸内を通過するガスの量が変化する。
タンパク質や果物を大量に食べると、誰でもある程度の鼓腸が起こる。

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