褐色細胞腫の原因と症状


   副腎は、外側を取り巻く皮質と、その内側にある髄質に分かれている。
   褐色細胞腫は、副腎髄質あるいは脊髄に沿った交感神経節細胞にできる腫瘍である。
   腫瘍からはカテコールアミンというホルモンが分泌され、このホルモンの作用でさまざまな症状が現れる。
   大部分は良性だが、時に悪性の場合もあり、良性か悪性かの判断は難しく、慎重に経過を追う必要がある。
   また、遺伝的にこの病気になりやすい家系もあり、その場合は小児期から定期的な検査が必要になる場合もあるのだ。
   褐色細胞腫は男女とも、いずれの年代でも起こるが、30~60歳に多くみられる病気である。
   褐色細胞腫は多発性内分泌腫瘍と呼ばれる遺伝性の病気でもまれに発症することがあるが、この病気では甲状腺、副甲状腺、副腎に腫瘍ができやすくなる。
   褐色細胞腫はフォン・ヒッペル‐リンダウ病や神経線維腫(フォン・レックリングハウゼン病)の人にも起こる。
   褐色細胞腫は、通常、非常に小さいものであるが、小さな褐色細胞腫は効力の強いカテコールアミンを大量につくり、カテコールアミンはアドレナリン(エピネフリン)、ノルエピネフリン、ドパミンなどのホルモンで、これらは血圧を上げ、心拍数を増加させる傾向があり、生命の危機的事態に身構える。
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