食道癌の実態2


   食道癌は発見される頃にはもう転移しているケースが多く、死亡率も高い。
   5年以上生存できる人は5%未満で、初期症状に気付いてから1年以内に死亡する人がほとんどだ。
   食道癌は致死的な場合が多いので、痛みと嚥下機能のコントロールを目的に治療を行う。

   手術で癌を摘出すると、症状は軽減するが、完治することはまずない。
   食道癌は手術をする前にすでに転移しているからだ。
   化学療法のみ、または放射線療法と併用して療法を行うと、改善し2~3カ月ほどは延命できる。
   放射線療法と化学療法の併用法の後に手術をすると、治癒の可能性が上がることがある。
   その他の治療の目的は症状を軽減するのみで、食道の狭窄部位を広げてチューブを留置したり、
   食道バイパスを形成したり、腫瘍に高エネルギーの光線を照射して破壊するレーザー焼灼法などがある。

   症状を和らげる最新の治療法は、光力学療法だ。
   これは、光感受性の物質を治療を行う48時間前に、静脈に投与する。
   この物質は、食道の周り正常な細胞より腫瘍細胞に多く取りこまれる。
   内視鏡からレーザー光を照射すると、この物質が活性化し癌細胞のみを殺傷させ、食道を広げることができる。
   光力学療法は、放射線療法や化学療法よりも早く症状を改善できる方法だ。

   食道癌ではどの治療を行うにしても、きちんとした栄養補給が必要となる。
   食べ物を飲み込むことができるなら、濃縮した液体状の栄養補給剤を摂取する。
   飲み込むことができない場合は、鼻または口から胃までチューブで流動食を補給したり、静脈から直接栄養を補給する必要がある。

  
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