進行が遅い大腸癌


   癌が結腸や直腸からリンパ節、腹腔粘膜、他の臓器へ転移しているなら、手術だけでは完治しない。
   このような場合の、一般的な生存期間はわずか7カ月ほどだ。
   抗癌剤のフルオロウラシルを使用した化学療法は、手術後の補助療法として行われるが、
   化学療法によって生存期間が長くなることはほぼ期待できない。
   癌が広く転移していても、大腸の閉塞の改善や、閉塞を防ぐ目的で手術を行うこともある。

   癌の転移が肝臓のみなら、肝臓へ流れる動脈に化学療法薬を直接注入する方法がある。
   この方法は従来の化学療法よりは有効だが、今後さらに研究が必要だ。
   癌が肝臓よりも遠くに広がった場合は、この方法は適応していない。

   体力がなく手術ができない人には、癌の水分を乾燥させて縮小させるデシケーションという方法がある。
   これは、癌の表面に高周波電流を通電したプローブをあてる電気焼灼法や、高周波電流でイオン化したアルゴンガスで癌を乾燥・凝固させるアルゴンプラズマ凝固法がある。
   癌が小さくなって症状が軽減し、生存期間がやや伸びるが、癌が完治することはない。

  
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