生存率の低い膵臓癌


   膵体部や膵尾部に腺癌ができると、脾臓へ流れる静脈が細くなるので、脾臓が大きくなる。
   狭窄が続くと食道や胃の周囲の静脈も腫れて蛇行し、食道静脈瘤ができる。
   特に食道静脈瘤が破裂すると食道から大量の血が出てしまう。

   膵体部と膵尾部にできた腺癌は、なかなか、早期には診断できない。
   これらの癌は末期でないと症状が出なかったり、診察や血液検査では正常な場合が多いからだ。
   膵臓の腺癌の疑いがあれば、診断の確定のためにCT検査をする。
   その他にも超音波検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影、MRI検査などが行われる。

   膵臓の腺癌は、発見された時はすでに転移していることが多いため、見通しは良くない。
   5年生存率は2%未満だ。
   完治が期待できる唯一の方法は手術だが、手術の適応は、癌が転移していない人の約10%だ。
   手術は膵臓のみ、あるいは膵臓と十二指腸の両方切除する。
   手術しても5年生存率はわずか15~20%だ。
   手術後に化学療法と放射線療法を併用しても延命効果は期待できず、生存率も上がることはない。
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