消化管が出血した場合


   出血は消化管のどの箇所にも起こる可能性があり、原因も様々だ。
   便や嘔吐物に血が混じる場合もあれば、検査しないと分らないものもある。

   胃や小腸、大腸にできる動脈と静脈との異常な連絡、例えば動静脈奇形はもろくて破裂しやすく、出血がだらだら続くことがある。
   特に高齢者は、大量の血が出てしまうことがある。
   食道静脈瘤は、血管がもろいので、出血しやすい。

   アスピリンやその他の非ステロイド性抗炎症薬は、消化管を刺激して出が血てしまうことがある。
   血栓溶解薬や抗凝固薬でも、消化管から血が出ることがある。

   消化管出血では、血を吐いたり、黒いタール便や血便が出る、などの症状がみられる。
   上部消化管内で一旦大量の出血が起きると、黒色便が1週間ほど続く。
   つまり、黒色便が続いても、消化管の出血もその間続いている、というわけではない。

   消化管の出血が持続すると貧血が起こりやすく、疲れやすく顔は青白くなる。
   また、横になった後に立ったり座ったりすると血圧が急激に下がることもある。

   大量で急激な失血では、脈が速くなり、低血圧、尿量の減少、また手足が汗ばんで冷える、などの症状が出る。
   出血によって脳への血液供給が減るので、意識混濁、見当識障害、眠気、ひどくなればショック状態にも陥る。

  
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