嵌頓について


   腸が閉塞して腸への血流できなくなると、嵌頓と呼ばれる状態になる。
   小腸閉塞患者の25%近くに、嵌頓がみられる。
   嵌頓は、腸壁の弱い部分から腸の一部が飛び出して元に戻らなくなったり、腸が捻じれたり、腸が別の腸管の中にのめりこんだりすることから起こる。
   いずれの状態も6時間位経つと腸が壊疽を起こす。
   壊疽が生じると、腸壁が壊死して腸の破裂や腹膜炎、感染症へと進行する。
   こうなった場合は、適切な治療を受けないと死に至る。

   腸閉塞は一般的に、腹部にけいれん性の痛みがあり、腹部膨満と食欲不振を伴う。
   痛みは激しく切れ目なく続く。
   嘔吐もよく起こるが、小腸の閉塞と比べると、大腸の閉塞で嘔吐はすぐには起きない。
   腸が完全に閉塞すると重い便秘になるが、閉塞が一部だと下痢が起きやすくなる。
   腸が破裂すると、急速に重度の炎症や感染症に至り、ショック状態に陥る。

   腹部X線検査では腸の拡張と閉塞箇所が分る。
   またこの検査で、腸の周辺や横隔膜下に空気が映ることがある。
   この部位に空気はない筈なので、腸が破裂していることが分かる。
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