虫垂炎について


   虫垂に炎症と感染症が起きた状態を虫垂炎という。
   虫垂とは小腸から大腸への移行部付近に突き出た、指の形をした小さな管。
   若干の免疫機能はあるものの、生存に欠かせない臓器というわけではない。

   アメリカでは、ヘルニア以外では、虫垂炎は突然の激しい腹痛と腹部手術の原因となる最もありふれた病気だ。
   虫垂炎が発症する年齢は10~30歳に多い。

   原因はまだ完全には解明していないが、おそらく虫垂に何かが詰まって、炎症と感染症を起こすと考えられている。
   炎症を治療しせずに放置しておくと、虫垂は破裂する。
   すると細菌を内包した腸の内容物が腹腔内へ漏れ出て腹膜炎を起こし、生命にかかわることもある。
   また虫垂が破裂すると膿瘍ができる。
   女性では卵巣や卵管の感染により卵管が詰まり、不妊の原因となる。
   また細菌が血流に入って全身に広がると、敗血症となり、命取りになることもある。

   虫垂炎の症状は、吐き気、嘔吐、右下腹部の激しい痛みと言われてはいるが、このような症状を訴える人は半分もいない。
   上腹部やへその回りが突然痛くなり、吐き気や嘔吐が起こる。
   数時間ほど経つと吐き気は止まり、痛みが右下腹部に移る。
   この部分を押して離すとひどく痛む。発熱は37.7~38.3℃位だ。
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