腹膜炎について


   腹膜炎とは、感染症を伴う腹腔と腹膜の炎症だ。

   腹膜炎は、腹腔内の感染した臓器から細菌を含んだ内容物物が拡大して起こる。
   胃、腸、胆嚢、虫垂が穿孔して起こることが多く、また別の箇所からの感染が、血流を通して腹膜へ広がることもある。
   腹腔と臓器を覆う腹膜は、感染には非常に強いので、腹腔内細菌汚染が続かなければ、腹膜炎は進行せず、治療によって回復する。

   女性で性的に旺盛だと、骨盤内臓器の炎症性疾患が原因であることが多い。
   子宮や卵管の感染症は、淋菌やクラミジアなど数種類の細菌が原因で、腹腔内へ広がってしまう。

   腹膜炎は手術後にも発症するが、理由はいくつかある。
   手術中に胆嚢や膀胱、腸が損傷を受け、細菌が腹腔内へ漏れたり、腸の吻合手術時で内容物が漏れ、その結果腹膜炎になることもある。

   腎不全の治療で腹膜透析を受けている人にも、腹膜炎はよく起こる。
   原因は、腹腔に留置した排液管を通して細菌が入ること。
   肝不全や心不全では、腹腔に水がたまり、それによって感染してしまう。
   腹膜炎は、感染症だけでなく、腹部の臓器の炎症が原因でも起こる。
   例えば膵臓の炎症が原因で腹膜炎を発症することがある。
   また、手術用の手袋に付着したタルクやデンプンでも腹膜炎は起こる。
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