突発性腹膜炎について


   腹腔に水がたまっていると、突発性腹膜炎が起こることがある。
   過剰な飲酒肝疾患を患っている人に多いケースだ。
   この場合、腹水の感染は明確な感染源がなくても起こる。

   症状は嘔吐、38度以上の発熱、腹部の圧痛など。
   その他の症状は、感染症が炎症に続いて生じたかどうか、また感染症の種類や広がりによって違ってくる。
   腹痛は1カ所のみの場合もあれば腹部全体の場合もあり、いずれもひどく痛む。

   腹膜炎は、即座に治療をしないと合併症が起きてしまう。
   放置しておくと、膿瘍ができてしまい、感染症が組織の瘢痕を残して腸管が塞がれる。
   その結果、便を押し出す腸の力が止まってしまう。
   血流から体液が滲み出て腹腔にたまる。
   重度の脱水症を来し、血流からナトリウムやカリウムなどの電解質が失われる。
   そして、呼吸障害、腎不全、肝不全、広範囲にわたる血栓症などの合併症を引き起こす。
   診断は急がなくてはいけない。
   仰向けと立位のX線検査を行い、腹腔内に遊離ガスがあるなら、消化管が穿孔している恐れがある。
   腹腔穿刺で膿の採取と感染臓器・原因菌を特定する必要がある場合もある。
   これによって適切な抗生物質を選択する。
   しかし最も信頼できる診断法は試験開腹だ。
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