非ホジキンリンパ腫の種類と症状と治療3 


   ステージIII、IVの低悪性度リンパ腫は、診断時にはステージIIIまたはIVに達している場合が殆どである。
   治療が必要ではない場合もあるが、合併症が生じた場合は急速に病気の進行が示される。
   急速な進行を始めた場合には、治療法に多くの選択肢がある。

   化学療法による治療法は、病気の範囲と症状に応じて選択される。
   治療により得られる寛解が続く平均期間は2~4年間である。
   再発後の治療法も、病気の範囲と症状に応じる。初回の再発以降は、寛解期が短期になる傾向がある。

   低悪性度リンパ腫に対し、多数の新しい治療が開発されている。
   モノクローナル抗体は、リンパ腫細胞に結合して殺す作用を持ち、静脈に注射する。
   同じ作用を持つ抗体を免疫グロブリンと呼び、リツキシマブなどがある。
   モノクローナル抗体に他の物質を結合させ、多様な部位にある癌細胞に、放射性粒子や毒性化学物質を直接届けることも可能である。
   モノクローナル抗体療法で非ホジキンリンパ腫が治癒するか、化学療法との組み合わせで高い効果が得られるかは、現時点では不明である。

   また、患者本人のリンパ腫から採取したタンパク質の接種は、免疫系が接種されたタンパク質を異物として認識させ、リンパ腫を攻撃させる治療方法である。
   ステージIIIまたはIVの中悪性度、高悪性度の非ホジキンリンパ腫の場合は、多剤併用化学療法が実施される。

   効果が期待される多剤併用化学療法の組み合わせは多数ある。
   CHOPは、シクロホスファミド、(ヒドロキシドキソルビシン)、ビンクリスチン(オンコビン)、プレドニゾロンの組み合わせである。
   病期の進行した中悪性度、高悪性度の非ホジキンリンパ腫は、約50%の患者が、CHOP療法で治癒する。
   化学療法で血球の数が減少するが、増殖因子であるタンパク質を投与し、血球の増殖と成長を促進させ、耐容性を向上する新しい多剤併用化学療法である。
   一部の中悪性度、高悪性度のリンパ腫では現在、化学療法とモノクローナル抗体療法を組み合わせた治療が実施されている。
   リツキシマブとCHOPとの併用療法は、まだ研究段階ながら、COHP単独療法を上回る効果が期待されている。
   再発が発生した場合は、通常用量の化学療法で得られる効果は限られる。
   病期の進行した中悪性度、高悪性度のリンパ腫の再発は、高用量化学療法と患者本人の幹細胞を移植する自家幹細胞移植の組み合わせ治療が多用され、治癒率は40%に達する。
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