尿細管間質性腎炎の症状と治療2


   尿細管間質腎炎が徐々に発症する場合には、かゆみ、疲労感、食欲不振、吐き気、嘔吐、呼吸困難といった腎不全で現れる症状を生じる。

   尿細管間質腎炎は、腎生検を行う以外の方法では、診断を確定することができないが、生検は、原因が分からずにいる場合かステロイド薬による治療を検討している以外では、めったに行われることはない。

     尿細管間質腎炎が、突然発症した場合には、多くの場合で異常がみられるが、中には、尿にこれといった異常も見つからず、ごくわずかにタンパク質や膿を生じ汁こともある。

   尿細管間質腎炎は、原因となっている薬物を中止するか、基礎疾患の治療がうまくいくことで腎機能が改善する。
   しかし、腎臓にある程度の線維化は起こることになる。v 原因が、アレルギー反応によるものである場合には、ステロイド薬を使用した治療を行うことで腎機能の回復を早くすることができる。
   しかし、腎機能が悪化してしまい、腎不全になった場合には、透析による治療が必要となる。
   腎不全になった場合には、損傷が回復不能となっている場合、慢性の腎不全になることもある。

   炎症が徐々に発症した場合、様々な部位で腎臓の損傷がおき、その速度も様々である。
   損傷を受けた部分が近位曲尿細管である場合には、ナトリウム、カリウム、重炭酸イオン、尿酸、リン酸塩を再吸収することが正常にできなくなり、重炭酸イオン、カリウム、尿酸、リンの低下を招くことになる。
   遠位曲尿細管に損傷を受けている場合には、尿の濃縮をする機能が低下し、尿量が増えることになる。
   このようになると通常は、腎臓全体に損傷が及び、透析や腎移植の必要が生じてくる。
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