腎静脈血栓症の症状と治療2


   腎静脈血栓症を起こした小児と成人の一部で、急激な発症と進行を起こし、症状が伴ってくるので、病気を早期に発見することができる。
   最初に起きる症状の多くは、背中の肋骨下部や腰に痛みを生じる。
   血液検査を行うと白血球の数に異常な高値になったり、腎不全の徴候が見られる。

   閉塞が突然起きた場合、超音波検査を行うと腎臓の肥大を確認することができる。
   閉塞が徐々に起きた場合には、逆に腎臓の萎縮をみることができる。
   他の画像診断法を行うと腎機能の低下を確認することができ、X線を使用して下大静脈や腎静脈の静脈造影を行うと閉塞している部分を確認することができる。
   こういった上にさらに情報を必要とする場合には、CT検査や腎動脈の血管造影を行うことになる。

   腎静脈血栓症は、血栓症の原因、合併症、腎臓の損傷などの程度によりその後の経過に違いが生じてくる。
   腎静脈血栓症が原因となり死亡するということは、ほとんど無いが、基礎疾患や肺塞栓症といった合併症が原因となり死亡にいたることがある。
   腎機能に対する影響も損傷した腎臓が片方なのか両方であるのか、病気の前の腎機能の程度や血流の回復程度により決定してくる。

   腎静脈血栓症は、抗凝固薬を使用した治療をすることが主となるが、血栓溶解薬を使用して血栓を溶かす方法が新たに治療法としてでてきている。
   抗凝固薬を使用することで、新たな血栓の発生を防ぎ、腎機能を改善することができ、肺塞栓症にかかるリスクを下げることができる。
   時には、手術を行い腎静脈の血栓を取り除くこともあるが、これは、まれなケースである。
   また、ごくまれなケースではあるが、高血圧といった合併症が起きた場合に、腎臓の摘出を行うこともある。
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