末梢神経の機能としくみ2

脳神経は、眼・耳・鼻・のど・頭・首・体幹の様々な部分を脳とつないでいる12対ある神経のことである。
脊髄神経は、脊髄と他の体の部分をつないでいる神経のことである。
この脊髄神経を通じて脳は、体のほとんどの部分との情報のやり取りを行っている。
31対ある脊髄神経は、間隔を開けながら脊髄に沿って配置されている。
脊髄神経は、椎骨にある間を通り脊髄から出ており、2本の短い枝に分かれている。
2本に分かれた枝の1つは、脊髄の前から出ており、もう1つは、脊髄の後ろから出ている。
前側の神経は、運動神経で脳と脊髄から出される指令を体の他の部分に伝える働きをしている。
後側にある神経は、感覚神経で体の位置や温度、痛みといった感覚に関する情報を体の他の部分から脳へと伝えている。
脊髄から出た脊髄神経の何本かは、絡み合って神経のネットワークを形成している。
この仕組みを神経叢と呼んでいる。
神経叢は、様々な脊髄神経の神経線維を並べ替えて組み合わされており、体の特定領域に出入りする神経線維の全てを一本の神経にまとめている。

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