脳が加齢により受ける影響


   人間の脳は、年齢を重ねるに従い、その機能に変化を生じていく。
   脳は、子供時代に思考力と判断力が確実に伸びていき、複雑な技術であっても確実に習得していくことが可能である。
   子供から大人へと成長してからの脳の機能は、比較的安定している時期が長く続き、やがて、低下していく。
   脳の機能の低下に関しては、個人差があり、どの程度の年齢で低下するかは、それぞれにより違いが生じてくる。
   また、低下する機能に関してもそれぞれに違いがあり、異なる機能が異なる時期に加齢による影響を受けることになる。

   比較的低下が早く見られるのが、短期的記憶新しいことを覚える機能になる。
   一般的ではあるが、70歳を超えたあたりから語彙や用法といった言語能力に低下がみられるようになる。
   80歳を超えたあたりからは、知的能力である情報処理能力に低下がみられるようになるが、通常は、80歳までは、この機能は維持される。
   ただし、神経に障害がある場合などには、機能の低下にも違いが生じてくる。
   反応速度や作業効率といった機能も脳が神経電気信号を迅速に処理することができなくなるために低下していく。

   加齢とともに生じてくる脳機能の低下は、必ずしも加齢が原因とすることができず、高齢者が生じてくるうつ病、脳卒中、甲状腺の活動低下、アルツハイマー病といった脳の変性疾患による影響と区別することが難しい。
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