門脈圧亢進症とは


   腸から肝臓につながる大静脈である門脈から枝分かれした血管内で、血圧が異常に高くなることを門脈圧亢進症という。
   門脈には腸全体、脾臓、膵臓、胆嚢から流れ出る血液が集まる。
   肝臓から流れ出す血液は、肝静脈を通って体循環に戻り、肝臓に入ると、静脈は左右に分かれ、さらに細かく枝分かれして肝臓全体に広がる。

   門脈の血圧(門脈圧)上昇要因は2つある。
   門脈を通る血流量の増加と、肝臓を通る血流に対する抵抗の増大である。
   門脈圧が亢進する原因の多くはアルコールの過剰摂取により、血流抵抗が増大している肝硬変である。

   門脈圧の亢進により、肝臓を迂回するルートが形成される、これは門脈から体循環に直接つながる静脈の発達が促されるからである。
   側副血行路と呼ばれるこのバイパスにより、正常な体では肝臓で血液から取り除かれるはずの物質が、体循環に入りこむようになる。
   側副血行路は特定の部位で発達する、食道の下端にできた場合は血管が拡張し曲がりくねって、食道静脈瘤を形成するので、特に注意が必要である。
   側副血行路は、へその周辺部や直腸で発達することもあり、拡張した血管はもろくなり大出血を起こすことがある。
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