中耳の損傷2


  空気圧に大幅な差が生じると、中耳から内耳への入り口である前庭窓が裂け、内耳のリンパ液が中耳へ漏れる。
  ダイビングで潜行中に難聴やめまいが生じた場合は、リンパ液の漏出が起きている可能性がある。
  同じ症状が浮上中に生じた場合は、内耳に気泡が発生した可能性がある。

  空気圧の急激な変化によって耳づまりや痛みを感じたときには、空気圧の差を解消して不快感を取り除く方法がいくつかある。
  飛行機の離陸時のように外気圧が低下している場合は、口を開けたまま呼吸をしたり、ガムをかんだり、つばを飲みこんだりする。
  すると耳管が開き、中耳の空気が外へ流れ出す。

  飛行機の着陸時やダイビングで潜行するときのように外気圧が上昇している場合は、まず鼻をつまんでふさぐ。
  そして、口を閉じたまま静かに鼻から空気を抜くのである。
  すると、ふさがった耳管を通って空気が送りこまれる。
鼻やのどに感染やアレルギーのある人は、飛行機に乗ったときやダイビング中に不快感を覚えることがある。
  どうしても飛行機に乗らなければならない場合は、たとえば抗炎症薬のフェニレフリンを点鼻薬や噴霧薬として使うと良い。
  そうすると、うっ血が緩和して耳管が開きやすくなり、鼓膜の内外の空気圧の差がなくなるのである。

  感染やアレルギーが治るまではダイビングは避けた方がよいのである。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド