内リンパ嚢開放術について


  内リンパ嚢開放術は最も穏やかな処置で、しなやかな薄いプラスチック製シートを内耳に留置する方法である。
  また、ゲンタマイシン溶液を鼓膜から中耳へ注入し、内耳の平衡機能を低下させる方法もある。この溶液は、間隔を空けて何回も注入すると効果的である。
  ただし、この処置によって重度の難聴や慢性的な平衡機能の低下が起こるおそれがある。

  内耳前庭神経を切断すると内耳の平衡機能が永久的に破壊されるが、聴力は残り、めまいも99%はコントロールできるのである。
  通常、内リンパ嚢開放術の実施後も改善がみられない場合や、めまい発作を完全になくしたい場合に行われる処置である。

  めまいが日常生活に支障を来すほど激しく、発症している側の耳ですでに著しく聴力が損なわれている場合には、迷路摘出術という処置で半規管を完全に取り除く必要がある。
  これらの処置は、いずれも重症のめまいを治療するためのものである。
  ただし、メニエール病に、しばしば伴う難聴の改善には役には立ったないのである。

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